Wednesday, May 10, 2017

ヨハネの福音書 21章

わたしが来るまで、
彼が生きながらえるのをわたしが望むとしても、
それがあなたに何のかかわりがありますか。
あなたは、わたしに従いなさい。
ヨハネ 21:22
4冊の福音書を通して読んでみて思うのは、ヨハネって独特です。
マタイの福音書もマルコの福音書もルカの福音書にも、記者のパーソナリティのようなものは何も感じませんでした。
あまりにも透明だから、3冊の記事の共通に、聖書は真実だという証明をくり返し、知らされてきました。
ただただ、イエスの生涯、イエスのことば、イエスの心にのみ、心を向けて読むことができた。
でも、ヨハネの福音書には、彼の独特の信仰、彼だけが知っていた奥義、秘密が滲んでいると思う。
ヨハネは、自分が書くものが、後の人類にどれほど大きな影響力を持つか知らなかったかもしれないけど、でももし、バッグに厚さ2ミリの書物しか入れてはいけないという旅に出るとしたら、私はヨハネの福音書を迷わず選びだいと思う。
(ローマ人への手紙は1ミリほどだから聖書から引き裂いて、4つ折りにしてポケットにねじこみ、バゲッジチェックの係官に注意されたら、「これはちり紙だ」といいはろう)