Friday, July 26, 2024

シオンへの大路を歩み中〜最終回


日本に着いて7日めの朝、ちょうど1週間が経ちました。
気もちを大きく揺さぶられながら、大波の中を漂流しているような思いですごした7日間でしたが、実はそれは主の見守る主の大庭の美しい噴水の立つ池であったのかもしれないなっと、今思います。
周囲の意見、豊な経験からの助言、日本の常識、母の安全と私の立場への配慮、そのような尊く大切な諸々を脇にやり、自分のやりたいようにさせてもらっています。
そして、今朝、これでよかったと思い、神さまに感謝しています。
昨日の朝、母の退院の手続きを済ませ、自宅に連れ戻りました。
お昼はたらこをのせたおかゆと冷奴、お夕飯にはやわらかめにゆでたうどんを食べてくれました。
食べる量は以前の半分ほどだけど、「ほんの2週間前に小腸の一部を切ってつないでみたいな手術をしたのに、ヒトのカラダってすごいな〜」と思いかけ、「いやいや、そうじゃない、それをお造りになり回復を許してくださった神さま、本当にありがとうございます」、と思います。
母は、家の中をゆっくりと歩き、おトイレにも自分で立ち、自分で着替え、カーテンを閉めたり、冷蔵庫を開けて私が食べる物の心配をしてくれたりしています。
2、3日はずっと側にいて、じっとよく観察し、難しいそうなことは手伝って危なくないように見守る決心をしていたのに、私ったら、図書館に行きたい誘惑に朝から襲われています。
やっと、楽に息ができるようになったら、急に、自分の楽しみについて考え始めているあきれた私なのです・・・。

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