どうか、主が、
私とあなたの間をさばき、
主が私の仇を、あなたに報いられますように。
私はあなたを手にかけることはしません。
1サムエル 24章
どこまでもどこまでしつこく、訳のわからない怒りを持って、追い回す、サウル。
その命を、逆に、すっと主に渡された時の、ダビデの祈りです。
尊い祈りだと思う。
なかなか祈れないと思う。
食うか食われるかの瀬戸際なら、なおさら祈りにくい、尊い祈りです。
ダビデにこう祈らせたのは、神さまの愛、家族の愛、周囲の愛。
普通に一杯愛されている人の自然な反応だったのでしょう。
サウルとダビデの決定的違いは「育ち」にあったと思う。
佐々木正美のことばを借りるなら、「愛されている自信が強くて優しい子を作る」と。
自己像の低さほど、サタンにとって、活動しやすい足場は他にないのかもしれません。