その人は言った。
「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばない。
イスラエルだ。
あなたは神と戦い、人と戦って勝ったからだ。」
兄の復讐から逃げて、母の生まれ故郷に行き、母の親戚(たしかお兄さん)の家に20年を仕えたヤコブは、ふたりの妻を連れて、これまた逃げるように生まれ故郷に帰ろうとしています。
29章からずっといらいらしながら読んでいるけど、妻レアとラケルの父親のラバンって本当にねちねちとしつこいおっさんだ。
ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う。
決定的な意地悪は決して口にせず、罪悪感をいだかせながら、ヤコブをコントロールしようとしている。
こういうやり口をなんて、いうんだっけ・・・・。
そう!モラル・ハラスメントだ。
いるんだね、いつの時代にも。
でも、31章の24節で夢に神が現れて言います。
「あなたはヤコブと、事の善悪を論じないように気をつけよ。」
やっぱりです。
昨日、洗濯物をたたみながら考えたのだけど、これはモーセの十戒以前の出来事なのだから、人々がそこに恐れがなくても、十戒以降の人とは感覚が違うのかもしれないなって。