Wednesday, January 11, 2017

伝道者の書 12章

結局のところ、
もうすべてが聞かされていることだ。
神を恐れよ。
神の命令を守れ。
これが人間にとってすべてである。
神は、善であれ悪であれ、
すべての隠れたことについて、
すべてのわざをさばかれるからだ。
伝道者 12:13,14
伝道者の書も、あっというまに12章、最終章を迎えました。
この頃、日曜日の礼拝の後にはなと、図書館で本を借りるのが楽しい習慣です。
そこで、先週、日本語で書かれたおもしろそうな本があったので借りて帰りました。
斉藤友紀雄という人が書いた、「心の病とその救い」という本です。
その中にはっとする文章があったので紹介します。
人類の文明はこの病(心の病)によって進歩してきたともいえるのです。
天才は、E・クレッチマーの言葉によりますと、人類史に貴重な貢献をなすために、遺伝学上ある家系の優秀な才能の持ち主が最後に花開き、そして悲惨な末路を見せる瞬間に現れるとさえ記述しております。
ソロモンは大変な知恵者であった共に、いつも狂気と闘っていたと思う。
この文章にある、遺伝学上って、もしかしたら、出エジプト記に書かれている3代4代にも及ぶ父の咎かもしれない。
ある家系とはキリストの家系だとしたら。
ダビデの失敗も、ソロモンの苦しみも、後の人類の希望へと繋がっている。
そんな家系にご自分を埋め込むように生まれたメシア・キリストは、私たちの葛藤を知らないとは、決しておっしゃらない。
私たちは、みんなどこかが病んでいて、みんなどこかが正常ではないことを認める時、救い主へと両手を広げて身を委ねることができた時、本当の意味で足りない者同士が愛し合うことを学び始めることができるのだと思う。