Sunday, January 8, 2017

伝道者の書 3章

私は知った。
人は生きている間に喜び楽しむほか
何も良いことがないのを。
また、人がみな、
食べたり飲んだりし、
すべての労苦の中にしあわせを見いだすことも
また神の賜物であることを。
伝道者3:12,13 
あれほど、箴言の中で、くり返しくり返し、「知恵を得よ」と教えたソロモンが、今度は、「知恵も愚かさもみな同じだ」と告白する伝道者の書。
ここから、神さまの心のままに読み取るのは、それこそ、知恵が必要かもしれません。
でも、なんとかくわかる気がするの。
ソロモンの気もち。
並外れた努力で並外れた事業を展開し、並外れた業績を残し、並外れた富を得たソロモンは、普通の人にはわからない並外れた虚しさを知るに至ったのでしょう。
普通にドライカレーの晩ごはんを家族みんなで食べて、「あ~おなか一杯、おいしかった。ねるわ。」と超・簡潔に幸せを実感して一日を終えるくり返しの中ではきっと知ることのない虚しさなのだと思う。
例えば、がむしゃらな受験勉強とか、大恋愛とか、大冒険、エトセトラ。
動機が明らかさにされ、信仰が試されるのはきっと大きな努力のその直後。
そんな時、もしかしたら、人は人生の困難よりも複雑で難しい悲しみ、虚しさに襲われるのかもしません。
伝道者の書、神さまの心を読めるようにと祈りながら、読み進めます。