起きたら10時。
平均のぴったり2日分を1度に眠ったことになります。
驚きを通り越して、状況が今ひとつのみこめず、どこだっけ、何曜日だっけ、8カケ9はえっとしちじゅうに、なんか予定があったんだっけ、とか、いろんなことをぼんやりした頭でのろのろ確認しつつ、バスルールに行って何気なく体重計に乗ってみます。
103パウンド。
たしか105だった気がするけど、と思いながら、鏡を見るとマスカラで汚れた私の顔がそこにある。
だいじょうぶ、私だ。
でも、なんか変だな、なんだろうなんだろうって思ったら、匂いだった。
いやな匂い。
知ってる匂い。
すごくいやな予感。
はながバスルームから出てきた私の告げます。
それは死を宣告する医師の顔。
早朝、なんと、じょえるが、スカンクにやられたらしい。
そうとも知らず、眠りこけていた私って。
軒下でスカンクを追い詰めていて、事故発生。
すごく吠えたのに、ママ、起きてくれなかったって言われたけど、本当に気づかなかったの。
私は、マスカラで汚れた顔のまま、着替えることもせずとりあえず、薬局に走りました。
つづく
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