Wednesday, August 24, 2016

Ⅰサムエル20章

しかし、私が少年に、
『それ、矢はおまえの向こう側だ。』
と言ったら、あなたは行きなさい。
主があなたを去らせるのです。
Ⅰサムエル20:22
サウルの執拗な殺意はどこまでもダビデを追い続けます。
ダビデの親友である、息子のヨナタンに、「なぜなんの理由もなくダビデを殺し、罪のない者の血を流して、罪をおかそうとするのですか。」と最初に聞かれた時、サウルは答えることができず、ヨナタンということを一旦聞き入れます。
それは、そうでしょう。
妬みという感情が分析できて、説明できて、殺意に値すると証できるぐらい冷静なら、大体人は、最初から人を妬んだりしないもの。
でも、その後、呼び戻されたダビデが手柄を立てると、再び、殺意に燃えます。
悲しい王さま、サウル。
ダビデは妻のミカエルに窓から逃がされ、命からがらサムエルの元に逃げ、それでも追われ、ヨナタンとの秘密の合図によって、サウルを信じないことに決めました。
人類初の殺人事件が兄弟の間に起こり、その原因が妬みであったことをこの通読の最初に読んだこと思い出します。