主は生きておられる。
とにかく朝までおやすみなさい。
ルツ記3:13
たったの4章しかないルツ記、いっきに読みました。
やさしさに満ちた、心に平和を与えてくれる、すばらしいことば数々、ルツ記。
ルツは、ユダのベツレヘムのナオミの二番目の息子のお嫁さんの名前です。
外国で夫をなくし、ふたりの息子たちもなくしたナオミと義理のお母さんによりそって生きることにしたお嫁さんのお話。
物語の最後の家系によると、後に出てくるダビデのひいおばあさんにあたることになるルツ。
ナオミとルツの家族愛もさることながら、生まれ故郷のベツレヘムで出会う、ボアズというルツの再婚相手となる人が私は大すき。
2章の4節にこんなことばがあります。
ちょうどその時、ボアズはベツレヘムからやって来て、刈る者たちに言った。
「主があなたがたとともにおられますように。」
彼らは、「主があなたを祝福されますように。」と答えた。
これがボアズの雇用者へのあいさつであり、雇用者のボスである彼へのあいさつであることにとても心が温まります。
12節ではルツにも祝福のあいさつを贈ります。
主があなたのしことに報いてくださるように。
また、あなたがその翼の下に避け所を求めて来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。
20節で、義母のナオミも、彼の話しをルツから聞くや、こう言います。
生きている者にも、死んだ者にも、御恵みを惜しまれない主が、その方を祝福されますように。
祝福というのは生きていて、ひとところにはずっとないのかもしれません。
ひとところにずっと留めておいては、死んでしまう気がします。
ぐるぐる回る祝福。
もらったら、誰かにあげなくてはならない祝福。