Monday, August 8, 2016

海からの贈物・アンのことば⑪

●私はその影像をそのままにして置くことができなくて、これは人間と人間の関係が次に達するべき段階の象徴だろうかと考える。
たこぶね
我々は中年になって牡蠣の状態を脱した後、貝を離れて大海に向かったたこぶねの自由を期待していていいのだろうか。
●しかしこの新しい人間と人間の関係、このもっと人間的な愛、またこの、2つの孤独が触れ合うという観念は、決して簡単に自分のものにすることができるものではない。
●女は自分で大人にならなければならない。
これが、― この一人立ちできるようになるということが、大人になるということの本質なのである。
★昔、どこかで読んだことがる。
「ふたりで生きていけないなら、ひとりでも生きていけない」
今でも時々思い出して、自分をはげまします。
そしてアンは、さらに言う。
ふたりで生きてこれたなら、ひとりでも生きてゆける。