Friday, July 1, 2016

それでも人生にイエスと言う・V.E.フランクルのことば④

●私たちはさまざまなやりかたで、人生を意味のあるものにできます。
活動することによって、また愛することによって、そして最後に苦悩すrことによってです。
たとえさまざまな人生の可能性が制約を受け、行動と愛によって価値を実現することができなくなっても、そうした制約に対してどのような態度をとり、どうふるまうか、そうした制約をうけた苦悩をどう引き受けるか、こうしたすべての点で、価値を実現することができるからです。
●人生はたえず、意味を実現するなんらかの可能性を提供しています。
ですから、どんなときでも、生きる意味があるかどうかは、その人の自由意志にゆだねられています。
人間は、息をしているうちは、そもそもまだ意識があるうちは、人生が出す問いにそのつどそのつど答えていくという責任をになっているのです。
それは、人間存在とは意識存在、責任存在にほかならない、という人間存在の根本事実を思いだせば、なんの不思議もないことです。