王は相談して、金の子牛を二つ造り、
彼らに言った。
「もう、エルサレムに上る必要はない。
イスラエルよ。
ここに、あなたをエジプトから連れ上ったあなたの神々がおられる。」
Ⅰ列王記 12:28
サウルが建てた王国は120年で幕を閉じました。
サウルの40年、ダビデの40年、そしてソロモンの40年。
そして、ソロモンの死後、王国は、今度は本当に二分しました。
10部族は北王国を建てて「イスラエル」と呼び、ユダとベニアミンは南王国を建てて「ユダ」と呼びます。
ソロモンの偶像礼拝という背信に対する主の決定です。
そして、北の王国では、この金の子牛を礼拝しはじめるわけです。
南はほとんどバアルです。
個人的には、バアルの方が牛より、マシでしょうっと、感想をもらしそうになるけど、でも神さま的には、金の子牛を拝もうが、バアルを拝もうが、白い大蛇を拝もうが、太陽を拝もうが、月を拝もうが、ポルノを拝もうが、お金を拝もうが、携帯電話を拝もうが、学業成就の神を拝もうが、みな等しく、虚しい背信であったに違いありません。
そして、どの王さまも、民を神に立ち返らせようとはしない、暗い時代のはじまりでもあります。