Monday, June 27, 2016

夏休み読書メモ・日野原重明語録③

●雲があって見えないけれどそこに山がある、そのことを本当に信じるのが信仰です。
●すべての人は死にます。
何が平等といって、こんなに平等なことは他にありません。
みんなが死んでいく、そしてそのことを人間のみが知っている。
この厳粛な事実を、わたしたちは人生のどの時点で考えるのでしょうか。
●奇跡という言葉は、科学的にはあり得ないことが起こるという意味ですが、しかし、あり得るかあり得ないかは、科学が進歩しないとわかりません。
今の科学ではわからないというだけです。
科学に反する、という証明はなにもありません。
●ここで、治癒と癒しとを明らかに区別しておきたいと思います。
治癒とは、細菌に感染された臓器を手術で取り除いたり、放射線療法や化学療法などさまざなな治療法を用いて病巣を元に戻すことです。
一方、癒しは病を抱えた患者そのものを対象とします。
●この癒しということがだいせつであることが、ようやく医学会にもわかってきました。
いのちの質を高めるためには癒しがなされなければなりません。
そして癒しがどのようになされるかを考えるとき、キリストがおこなわれた癒しの業に学ばなければならないことが、たくさんあるのです。