Tuesday, June 28, 2016

夏休み読書メモ・日野原重明語録④

●癒されるということは、疾病が治癒することではなくて、疾病をもちながらもわたしたちのいのちが癒されることです。
苦しい中にも、こころに救いが与えられることです。
●死ねば私たちのからだは灰になり、もはや治癒することはできませんが、からだの中に容れられた魂が罪の赦しを受けることができれば、永久のいのちにつながることができます。
癒されるいのちとは、そのようないのちです。
それが、もっともたいせつないのちです。
●とくにわたしが申し上げたいことは、「生きる意味があるかどうかという問いは、あまりよい問いではない」ということです。
つまり、人生に対し生きる意味を問うのではなく、与えられた人生こそがわたしたちにどう生きるかという問いを提起しているというのです。
●わたしたちは人生を問うのではなく、人生に問われているのです。
●現在がすべてです。
現在が新しい問いを含んでいるからです。
そのつど、わたしたちはどんな応答するかが問われているだけです。
その際、どんな未来がわたしたちを待ち受けているかは知る由がありませんし、知る必要もないのです。