ヤコブの子らは、刺し殺された物を襲い、
その町を略奪した。
それは自分の妹が汚されたからである。
創世記34:27
故郷に帰る道の途中、出迎えにきてくれた兄エサウと涙の再会をします。
そして、スコテという町に落ち着くことにしたのはよいのだけど、レアの娘のディナが現地の男の子と性的に交わったことに腹を立てた、ディナの兄たちは、相手の男の子もその父親も町の男たちもみんな、殺してしまいました。
町の男子が全員が割礼すれば、結婚してもいいなんて言っておいて、その3日後、傷の最も痛む日に町を襲いました。
すごいな。
この兄たちって、後に母親のちがう弟ヨセフを奴隷としてエジプトに売る兄たちです。
思えば、この子たちの母親のレアはかわいそうな妻でした。
もしかしたら、いつも、妹であり、夫に愛されたもうひとりの妻、ラケルの悪口を子どもたちにこぼしていたのかもしれません。
33章のでは、兄のエサウの再会の際には、万が一に備えて、最愛の妻ラケルと彼女が生んだヨセフを一番最後に置いて見えにくくしたほどだもの。
子どもたちは、お母さんの淋しさを感じながら育ったのかもしません。
お母さんが幸せでいることって大切ね。
お母さんの淋しさやプレシャーは、弱い子どもたちへと向けられ、そして、いずれ子どもたちは、それを反射するように、生きるようになるのかもしれません。