おいしいドーナツ、甘いお砂糖はどんなところから来るのかな?
例えば、フィリピンのネグロス島のサトウキビ農園。
お砂糖は畑で作られています。
農閑期、畑には人がいません。
収穫期にも1週間働いて700円しかもらえず、貯金することもできません。
土地はとても豊かなので、昔はお米や野菜も作っていました。
でも地主さんは、サトウキビしか作りません。
外国に売ることができるからです。
それで、サトウキビ畑で働く人々は農閑期、仕事がなく、食べ物もなく、こっそり、バナナの木を植えて、食べて暮らしたりしています。
お砂糖の入った甘いケーキどころか、ごはんも買えないぐらい貧しい人々です。
お砂糖の周囲には、いつも光と影のコントラストがはっきりと現れてしまいます。
バレンタインにはなが生まれて初めて、一人前の大人の女性のようなチョコレートの箱をふたつももらいました。
父親とおとなりのおじちゃん(20年前からこう呼んでいるけど、すでに90歳)から。
私が夫にもらったのとあわせて、3つの豪華なチョコレートの箱を私とはなは家族でシェアしようとしたのに、結局、私が一番、たくさん食べています。
お砂糖の魔力と、私のお砂糖に対する弱さがはっきりと露になっています。
サトウキビ畑で働く人のことを思い出して、自制しよう。