王妃エステルは答えて言った。
「もし王さまのお許しが得られ、
王さまがよろしければ、私の願いを聞き入れて、
私にいのちを与え、私の望みを聞き入れて、
私の民族にもいのちをあたえてください。
エステル 7;3
ユダヤ人でありながら、不思議な所以でペルシアの王妃となったエステル。
そのいきさつは、とても不思議で神がかりだけど、でも、エステル記には神さまの心が記されていません。
想像力をかきたてるこの書物を今朝は一気に7章を読みました。
エステルがユダヤ人の歴史の中で、とても重要な役割を果たしたことだけは確かです。
ユダヤ人大虐殺の危機という運命を変えてしまったエステル。
エズラやネヘミアの仕事の道を開いたエステル。
そして後の、救い主への希望の血筋、系図を守ったエステル。
でも、私の中では養育係だったユダヤ人のモルデカイとの友情物語でもあります。
モルデカイの信仰と勇気と、そして何よりもエステルへの愛が、今朝の私が、この手に大切に握ったものの一つです。