こうして、マムレに面するマクベラにあるエフロンの畑地、
すなわちその畑地とその畑地にあるほら穴、
それと、畑地の周りの境界線の中にあるどの木も、
その町の門に入って来たすべてのヘテ人たちの目の前で、
アブラハムの所有となった。
創世記 23:17
そして、アブラハムは自分の所有地となったそこに、愛する妻、サラの遺体を埋葬します。
このアブラハムの気持ちがわかるでしょうか。
私にはとても良くわかります。
わかるようになりました。
私も父に関する限り、決して、誰にも、何も、どんなものも、返せないものは借りたくなかった。
それが、どういうことなのか、未だに良くわからないけれど、ともかくそうでした。
もう、どうやっても返すことのできない亡くなった父のための、私は、決して誰にも何も借りなかった。
なんでも、一生懸命に、すぐに、支払おうと頑張った。
「ご遺体の前で、お金の話は・・・」とか「ここで、お金は出さないでもらいたい」とか「初七日も終わっていないのに」とか、色々言われけど、私は、できるだけ急いで支払いをすませたかった。
今も書きながら、涙がこぼれてしまうのだけど、私は、この時、本当に、心底、ひとりぼっちだった。
アメリカが恋しかった。
いえ、エフロンが恋しかった。
エフロンの畑地を買ったアブラハムが、今、そんな私を癒してくれようとしています。
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