とってもがっくりな1日だった。
この世界を競争社会ととらえるなら、全く要領の悪い私と私のパートナーは最悪のコンビ。
日本で、お先にどうぞって言い続けて、電車に乗れず、一人ホームの残された賢人と同じ。
でも、きっとだいじょうぶ。
神さまは天の上から全てをごらんになっておられる。
賢人は超ラッキー男で、ちっちゃな頃からいつも、「欲ばらないのは、やっぱり美徳ね～」って周囲のママ友に羨ましがられてきたのだもの。
彼は今だに、その強運を抱えて、「お先にどうぞ」に生きているし。
最後まであきらめずに奮闘した私たちの努力は、必ずどこかで報われる。
ううん、すでに報われている。
私は、彼女のその一途で無垢な人柄が、今日、はっきりと大好きと思えたから、それだけでほとんどこの学年での働きの報いを受けたも同然かもしれない。
誰かをそんなふうに思えるって、素敵でしょ。
特に大人となった今では。
実は、私は内心、子どもたちではなく、彼女をがっかりさせたくないなって思っていたのでした。
本当に、とてもとても一生懸命に、まじめに努力していたから。
でもだいじょうぶ。
へこたれていない。
きっときっと、最強のコンビになれると思う。
なんだかそんな気がする。