昨日読んだ本に書いてあったことが、昨日も、そして今朝もずっと心の中にあります。
それは、成果を求めて競争する世界を捨てて降伏した人だけが知る自由についのて文章でした。
私が、自分に対する満足が、物事を選ぶ時のほとんど全てになってしまって以来、本当に何も足りないものを感じなくなった、その不思議についての理由づけのような文章に、思わず、生唾をゴクリと飲み込んでその文章を心のカメラでぱしゃりと撮影しました。
これは本当に不思議な、でも、確かな事実です。自分に心から満足する時に感じる平和の連続を、「幸せ」というのだと思います。
父が亡くなる9ヶ月前に仕事を辞めたのだけど、その頃から、私は、ともかく「今」に集中することを強制的に鍛えられました。
愛する人の最後の部分が近づけば、誰もがそうするしかなくなるのでしょうか。
それとも私が異常にテンパってしまったのかな。
ともかく、あの頃の私には過去も未来もほとんど意味がなく見えてしまうほどに「今」が大切だった。
父に残された時間の中に私の心の全てがあった。
そして、それだけではなく、本当に心から父と自分に満足をしたのです。
その満足は、父がいなくなっても、私の中にずっとあります。
さらに、今、その満足とひきかえにしたもの全てが返ってきた。
ずっと良いものに変身して、返ってきたのです。
これは本当に不思議です。
でも、私の人生に本当に起きたことなのです。
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