Saturday, August 19, 2023

エリオット・カーターという音楽家のこと

わたし自身、わたしのあらゆる善をあなたの前に通らせ、
主の名で、あなたの前に宣言しよう。
わたしはもうと思う者を恵み、あわれもうと思う者をあわれむ。
出エジプト 33:19

日本で買ってきた本、「クレッシェンド」を大切に大切に少しずつ少しずつ読み進めています。
今日はエリオット・カーターというアメリカの音楽家の証を読みました。
65歳で2度めのピューリッツ賞、86歳でグラミー、90歳から新しいジャンヌであるオペラを始め、100歳まで間に40以上の作品を発表。
そして最後の作品は103歳で亡くなる3ヶ月前に完成させたのだそうです。
その経歴もすごいのだけど、私が感動したのは彼が残した言葉。
以下そのまま引用します。
「遅咲きなものでね。
クリアに結晶化できなかったものを頭の中で形にするのに時間がかかったんだ」
もうひとつ。
「新しい言語を習得するのと同じで、基本的な語彙を身につけるまでは大変だか、そのあとは簡単なんだよ。
直感的に理解できるようになる。」
素敵です。
著者であるコヴィーは彼の生き方をまさに“待てば海路の日和あり”だと書いていました。
アーメンです。
20代の賢人のことをヤキモキして見つめてしまうのをやめて、自分ががんばらねばと思いました。
いくつかの音楽を聴いてみました。
すごいです。
完璧天才肌。
本人は遅咲きなんて言っているけど、やっと時代が彼に追いついたのだと思う。絶対。
こんなにまで早熟すぎる感性の人って若い頃はさぞかし大変だったろうな〜。

 

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