Tuesday, April 15, 2014

木の上から見た列車に乗る旅②


古くてかわいい南の町の駅のホームはただひとつ 
1番も2番もなし
私の田舎の駅もたしかそうだった
だから、どっちからこようと方向に全く関心の払えない私は
列車が来れば、自動的に乗ってしまうわけです
行き先も確かめずに

方向は間違っていなかったのだけど、
Y時の路線の左から来たのに右に帰っちゃった
間違いに気づいたその瞬間出口に向かい、次の駅で下車
とりあえず、夫にSOSしなくちゃいけないのに、写真を撮るのに使いまくって、
電話の電池は残りわずか8パーセント があ~ん!

でもここは自分がクリスチャンであることを思い出すよいチャンス。(って普段どんだけ忘れているんだか)
はなの手をぎゅっとにぎり、無理矢理心を沈めて一息で祈って、えいっと降りたくない駅のホームに降り立ちました。
降りた駅で反対ホームに立っていた、いるはずもない、想定外おじさんがどうしても気になって、とりあえず質問に行きます。
「どこに行くのですか?南向きの最終列車はとっくに終わっていますよね」
すると「そのとおり、僕は南には行きません」とおじさん。
Y字のVの部分を右から左に進む列車に乗るという答えにびっくり仰天!
うそでしょ、そんな路線のことはウェッブサイトにはなかったぞ。
神さま、もしかしてそれ、私とはなとおじさんのための特別運行?
ありえなでしょって、狂喜しつつ、夢なら覚めないうちにとさっさと新しいチケットを購入、覚めないうちに乗り込んで、覚めないうちに出発地点まで戻りましょう。

私ってそういう人 そう、極度の方向感覚障害プラス強度に即興の人
すんごい準備するくせに(おにぎりとかね)、とんちんかんな準備はあまり役に立たず、
本番は全くアドリブだったりするんだなあ・・・
でも、弱さの中にこそ働かれる神によって、なんとかなってきた私
そして、これからも、なんとかなってゆく気がする

がんばっていないわけじゃない
がんばってもどうしようもないことってあるのよ
でも、そんな私になんの恐れもなく、今日も付き合ってくれたはな
おつかれさま

すごい冒険だったけど、すごく楽しかった 
懲りない隊長はなと懲りない隊員の私
さて、今度はどこに行こう 何をしよう どんなことが私たちを待っているのだろう