Tuesday, December 15, 2020

医師からの贈りもの


すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、
わたしのところに来なさい。
マタイ 11:28

「キリスト教の叫びは「きなさい」とやさしい言葉である。
死の厳粛な瞬間において、あなたを天国に案内する彼の妙たる御言葉は、
『きなさい、わたしの父に祝福された人たちよ』である。」
今朝のスポルジョンのメッセージです。
昨日、父の担当医師から電話があり、1時間をかけて、これまでのこと、今回の手術のこと、そして、これからのことについて、話を聞きました。
とても難しい手術のようです。
頭を30度下にして、ダビンチという名前のロボットが人以上にフレシキブルに鉗子を操って、約8時間をかけて行われるそうです。
大きなリスクから小さなリスクにいたるまで、あれこれ説明してくれました。
最も恐ろしいリスクについて「答えはとても難しいでしょうけど、どのくらいの確率でそれが起こると思いますか」と率直に聞くと、「手術前の検査においてわかってきます。そのプロセスの中で中止するというご相談をすることもあるかもしれません。」という答えでした。
彼の言葉は、とても慎重に選ばれ、そして、私の立場への思いやりと、責任感に満ちたものでした。
私は、彼から、誠実で一生懸命な人柄が感じられ、大小様々なリスクについては圧倒されたけれど、彼の手の技と業、ダビンチを動かす判断力と知恵を祈りながら、彼に信頼することにしました。
それを告げると、「おまかせください」との医師らしからぬ、答えが返ってきて、これは、神さまの励ましだなっと思って、涙がこばれました。
★写真は留守中の父の図書から借りた日野原重明の本
今の私にとって、彼のことばは、父の医師の誠実さと合わせて、とても、大きななぐさめです。

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