Thursday, June 9, 2016

出エジプト記10章

パロは彼に行った。
「私のところから出て行け。
私の顔を二度とみないように気をつけろ。
おまえが私の顔を見たら、
その日に、おまえは死ななければならない。」
モーセは言った。
「結構です。私はもう二度とあなたの顔を見ません。」
出エジプト10:28,29
主は、エジプトで奴隷のような扱いを受ける、イスラエルことヤコブの末裔たちを解き放つために、モーセを王さまパロの前に立たせ交渉させます。
交渉が破れるたびに、モーセは主の仰せに従って、エジプトを打ちました。
ナイルの水を血に変え、かえるの大群を送り、ぶよに人と獣を襲わせ、うみの出る腫物の疫病をまき、いなごに地を襲わせ、雹を降らせ、3日を闇に変えました。(その間、イスラエル人たちの居住区ゴシェンだけは主によって害から守られます)
その都度、パロは、「人々を解放するので、祈ってこれをとめてほしい」とモーセに願い、モーセはパロの言う通りにしました。
その挙句のパロ発言がこの10章の28章です。
そして、29章はそれに対するモーセのことば。
おもしろいのは、パロは終始、徹底して、モーセを動かす主を自分と無関係の存在として関わろうとしないこと。
祈りさえ、生贄を奉げることさえ、町から3日の距離を置く荒野まで行ってさせている、嫌いようです。
思えば、事実的な統治者として総理大臣のような地位にまで昇格したヨセフさえ、エジプト人とは一緒に食事をしなかった。
エジプト人の方でそれを嫌った。
なぜなら、へブル人だから。
すごくないですか。
私はこのイスラエル民族、いわゆるユダヤ人という人たちのあまりのスペシャルさにいつも驚かされます。
でも、それもこれもみんなこの出エジプトのこの一連の出来事に端を発しているのかもしれないと思いながら、一生懸命にわかりたくて読み進めています。
ドキドキします。
明日の朝が待てない!