Saturday, June 1, 2013

よりかかりたい病の処方

誰かによりかかりたいって思ったことはありますか?
私は、実は今朝まさにそう思っていました。
でもこんな気持ちってなかなか口に出せません。
クリスチャンならまず、まちがいなく、「神さまによりかかれば」と言うでしょう。
普段、どた~と無意識に、いろんな人によりかかって生きているクリスチャンに限ってこんな言葉に素早く反応し、急にシャキーンと勝ち誇ったようにそう言うのです。
だからああよりかかりたいよりかかりたいと思いながら、誰にも言わずに必死に耐えていたのだけど、よりかかりたい気持ちがついにピークに達した気がして、これはマジまずいぞっと思いシャワーを浴びることにしました。
とりあえず、土曜日に家の中でひとりになるにはそこしかありません。
熱いシャワーを浴びながら、必死に祈るのだけど、よりかかりたい気持ちはどんどんどんどん大きくなります。
のぼせるほどに祈って温まって、シャワーから出たけど、気持ちに変化がないので、ベッドにつっぷして、よりかかりたいよりかかりたいと思っていたら、賢人がふらっと部屋に入ってきました。
私の心の内の葛藤など何にも知らない賢人に、びしっと「今日はママに何も頼まないで。ママは誰のこともどこにも連れていけないの。ママは今泥のように悲しいの。誰かによりかかりたくてよりかかりたくて大変なの。」と言い放つと、彼は私の脇に座って、日本語でゆっくり祈ってくれました。
その祈りは確かこんな感じです。
「神さま、ぼくのかーさんは、今、誰かによりかかりたくて泥みたいに悲しくなっています。どうか助けてください。力をください。」
そしてはながどこからともなく現れていて、私の背中に近づき、そっとでも力いっぱいにぎゅううう~と抱きしめてくれました。
夫も私の中の危機的何かを察し、私のどろどろのシビックを洗うために乗ってでかけてくれました。
私にはひとつの小さな夢がありました。
私の数あるたくさんの夢の中で一番小さなその夢は、一番遠くにあって、一番難しい夢でした。
その夢を、今日、きっぱりと神さまに委ねる決心をしました。