Saturday, May 7, 2016

カデンツだけはアーメンで

1日中、ずっとピアノを弾いていました。
楽譜を見ながら、じっくりと。
楽譜って、読まない習慣にしちゃうと、っていうか読むことやめちゃうと、読めなくなるんだね。
なんとなく、そうかもしれないと思っていたけど、すごくそうだった。
4分の4拍子、ト長調、モデラートで、これ以上はないほどにシンプルな「ふるさと」をくり返し弾き続けていました。
コードを参考にしながら、好きなハーモニーと好きなリズムで弾くことに慣れてくると、誰かが一生懸命に書いてくれた楽譜を忠実に弾くという力が衰えてくるのは、これ、絶対確かです。
自分が得意なパターンがあるから、それに逆らうようなリズムに腕が反応しないし、好きな響きがあるから、書いてある音程に指の開きかげんがわからず、ミスばかり。
それは素晴らしく良い気づき、そしてリハビリとなりました。
もらった曲集だし、とても高価で値打ちのある楽譜だから、大切にしようと思って開き、数時間、本当に大切に練習しました。
カデンツだけは、楽譜にないアーメンだけどね。

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