Monday, September 8, 2014

葛藤・再び

私が神さまに捧げたい音楽って、どんなだろう。
それは、ハイキングでがんばって登った山のゴールで出会う滝つぼの滝とつぼのような音楽。
瑞々しくって元気一杯、それでいてどこまでも聖らかで平和。
それは、日曜日の早朝のビーチで出会う、大きい波や小さな波のような音楽。
こわいほどに大胆、それでいてじれったいほどに謙虚。
いやいや、そうじゃない。
私が神さまに捧げたい音楽は、そんな人のイマジネーションをはるかに超える、神さまへの愛の賛歌。
誰の夢でもなく、誰のビジョンでもなく、誰のゴールでもなく、とてつもなく大きなものへの歌わずにはいられない超シンプルな体の欲求。
私がやりたい音楽は、そんなこんなをクールに冷静に正しく正確に繊細に微妙に細かく奏でること。
できるできないは別として、その努力を惜しまないこと。
拙い技術を神の愛でカバーしていただけることを願いながら、決してあきらめないこと。
そして、生まれる葛藤。
音楽好きの私は辞めよと言う。
でも賛美したい私は従えと言うのです。
どんなであっても、それを、そう、自分の祭壇から、奉げよ。
まるごとの生贄とせよと。