あなたがたに新しい戒めを与えましょう。
あなたがたは互いに愛し合いなさい。
わたしがあなたがたを愛したように、そのように、
あなたがたも互いに愛し合いなさい。
ヨハネ13:34
2000年の時を経てなお、この戒めが新しいのは、私たちが、どれほどこの一元のために造られたものであるかを知る手がかりとなる気がします。
今日は、最もよく知られたアガペの愛に並んで、エロスの愛についての話が盛り込まれていました。
それは始めて聞くフレーズ。
男とか女とかの性を超えて、すっきりと納得のいくエロスの定義づけに、礼拝中にメモをとることのない私はあわてて、ペンを探し、思わず書きとめて帰りました。
それは、自分の満足を得るための愛、突発的な愛、自制を欠いた愛。
そう。
それは、まるで、我を忘れ、周囲との調和を忘れ、神を忘れた、愛すべき情熱の人の愛。
確かに愛。
その愛すら持たない私。
その愛すら持たない私。
そして、私は、ゆっくりと聖書に目を落として祈るのです。
愛は愛。
それすら持たない私だけど、どうか、あなたの憐みによって、受ける愛、包む愛、そんな神の愛を、私にお与えくださいと。
それすら持たない私だけど、どうか、あなたの憐みによって、受ける愛、包む愛、そんな神の愛を、私にお与えくださいと。
新しい会堂には大きな十字架がかかげられています。
その十字架を見つめ、その十字架の下に、私は、自分の感情という名のお荷物をどさっておいて、会堂を後にしました。
とても平和な日曜日でした。