Monday, September 7, 2020

All Together Now

熱帯夜のような夜がようやく明けました。
ようやく?いえ、そうではないのです。
とっくに明けていたのに、起きたら、なんと9時。
しばらく、頭がぼんやりとしていて、軽い記憶喪失のようでした。
大袈裟ではなくて、「えっと、今日はいつだっけ。私はどういう状況なんだったっけ。えっと、お兄ちゃんが亡くなりました。仕事を辞めました。そうそう、そうだった、ほっ。」
何が、ほっ、なんだか。自分でもよくわかりません。
お兄ちゃんごめんね、でも、とりあえず、ほっとした。

昨日、これからやっと涼しくなるのかなっという夕方、停電が起きてしまいました。
レイバーデー・ウィークエンドなので、親しい人たちが集まって、家でごちそうを用意しているその電力が、きっと限界を超えたのでしょう。
だって、本当に大変な暑さだったのです。
私は、はなに手伝ってもらいながら、前日の残りごはんでガーリックライスを作っている最中だったけど、ガスの火しか使っていなかったの最後まで作り終え、大きなボールに移して、さてどうしましょうと、とりあえず座りました。
夫はそれまでずっと座っていたのに、さてどうしましょうと、とりあえず立って、いろんなことを始めました。
灯りを確保したり、USBで使えるいろんな端末の電池を用意したり。

あつ〜い、お部屋の中でなかなか電気が戻ってこないし、どんどん暗くなっちゃうので、とりあえず、外に出ようと思って、はなにスポンジとボールを持たせて外のテーブルをきれいにしてもらいました。
それから、晩ご飯用にキッチンに出してあった、キャベツときのこと玉ねぎを切ってお皿に並べ、冷蔵庫からしゃぶしゃぶ用の薄切りのポークとビーフのパック、ポン酢やソースを出して、大きなお盆に乗せ、「けんと〜、これ、お外のテーブルに持って行って」と声をかけました。
テーブルをスポンジできれいにして戻ってきたはなが、勝手に小皿だお箸だナプキンだと持って行ってくれました。
ポータブルストーブもその上に置く鉄板もデッキの物置にあるので、夫はガスをひとつと飲んでいたビールを持って、外に出て、とってもうれしそうでした。
私は、子どもたちの大すきなガーリックライスのボールを抱いて、蚊取り線香ほしいなと一人で虫の心配をしながら庭に。
家の中にいるといまにも陽が沈みそうに思えたのに、外に出ると、そんなことなくて、1時間ぐらいかけて、のんびりとお肉を焼きながら、ビールを飲みながら、おしゃべりしながら、港から運ばれてくる風の中でお食事できました。

お庭での焼肉ディナーに大満足していると、賢人とはな手際よく片付けはじめてくれて、そうね、そろそろ、日没ね、っとお開きにしました。
真っ暗な家の中に入るとぱちんと電気が戻り、神さまありがとう、と心の中で言いました。

★写真は、夕べ観た映画です。
これまた、とってもお勧め。
悲しそうに流れてゆくのだけど、ハッピーエンドです。
安心してごらんあれ。







No comments:

Post a Comment