祈りながら、涙があふれて、感情が抑えられなくなりそうになったけど、でも最後までしっかりと祈らなくてはと、がんばりました。
11年生になれたことを心から感謝しました。
そして、この11年生の祝福を祈りました。
神が賢人に用意してくださっている道をまよわずに、しっかりと歩むことができますようにと。
神がくださる全ての良いものに、大胆に「はい、ください」と言い、そしてそれ以外のことには、きっぱりと「いいえ、いりません」言えますようにと。
そして、その道を全ての災いから遠ざけておいてくださいと。
彼の周りで何がおきたとしても、それが決して、彼の道、彼の身にふりかかることがありませんようにと、そう祈りました。
私には、もう賢人と賢人をとりまく世界のことが、よくわかりません。
彼が何を考え、何を目標に歩いているのかも、よくわかりません。
私には、もう彼への影響力はなく、彼はただ、自分のやりたりことの中から、私を悲しませないことを選らぶことで、親の私を尊重するだけです。
でも、あの子は神に愛されているから、神を信じているから、神をおそれているから、だから、大丈夫。
大学には行かないなんて言っているけど、その気持ちは、どうにも受け入れ難いものだけど、でも、私は、神さまに信頼して、先頭に立って、彼のために、賢人のために祈る者とさせてもらおうと思う。
神の前に、賢人の前に、神と賢人の間に、立ちはだかって、精一杯のとりなしを祈る者となろう。