Sunday, August 7, 2016

士師記16章

ついにサムソンは、
自分の心をみな彼女に明かして言った。
「私の頭には、かみそりが当てられたことがない。
私は母の胎内にいるときから、神へのナジル人だからだ。
もし私の髪の毛がそり落されたら、
私の力は私から去り、私は弱くなり、
普通の人のようになろう。」
士師記16:17
そして19節、安心して彼女の膝に頭を乗せて眠っていたサムソンは裏切られ、髪をそられ、力をなくして捕らえられてしまいます。
最後に、一瞬、主に力を注がれ、捕らえられていた建物を、彼を見物しようと集まって人々と共に、もちろん、自分も一緒に破壊してしまいます。
サムソンを愚かな人と思うでしょうか。
そのようなメッセージを聞いたことがあります。
でも、私は、決してそうは思わない。
彼の弱さは、人類の弱さ。
自分に厳しく抜けめない賢い人の失敗を笑い、女に弱く自分に甘かったムソンの失敗を笑うその気もちの方がよっぽど恐い、と私は思う。
弱いこと、それ自体には罪はない、でしょ。