Sunday, August 28, 2016

パラダイムの変換

この頃、幼稚園の仕事を辞めて以来、って意味だけど、何もかもが新鮮で、わくわくしているって毎日のように書いているけど、わくわくはまだ続いています。
どんどんわくわくが大きくなっていくようでこわいぐらいです。
あんなに好きだった幼稚園だから、辞めたら、絶対最初の3ヶ月ぐらいはがっくりきて、軽い鬱などになることを覚悟していました。
今も、そう思います。
毎朝、今日からそれが始まるかもって思いながら目覚めるの。
でも、不思議。
辞める前には想像もできなかった、たくさんの新しい自分に出会えて、その自分がすごく好き。
お先にどうぞと残りものの福を待てる私。
はなの話しを最後までじっくり聞ける私。
ファーマーズ・マーケットで知らない人とおしゃべりする私。
座った瞬間、「お願いだから誰も私に話しかけないでね、私やっと座ったの、やることがあって座っているのだから、お願い、ちょっとの間放っておいて」と無言のレーザーを放っていたのかもしれません。
美容院に行くと、必ず、読む振りの雑誌を手に目を閉じて考え事をしていました。
でも、今日は自分からいろいろおしゃべりを始めて、びっくり。
お店の人も、長年通っている私が、気さくにしゃべるのを、疑わしそうに聞いていた。
楽しかったし、幸せだったけど、でも、相当無理をしていたのだと思う。
なにもかもが、きっちりで、ぎりぎり。
足りない時はいつだって家族から奪い取っていた。
無駄なんてどこにもなかったし、私から黙って時間を持って行く人を、私は心の中で「ドロボー」と呼んでいた・・・。
でも、私にドロボー呼ばわりされたその人々こと、本当は神さまの使者だったのかもしれません。
だって、今、そこにこそ、未来に秘められたとっておきの素敵な話しがちりばめられていることに気づいたのだもの。
宝を拒絶し、必死に持ち札を守ってきた私。
あの頃の私に、今、会えたら、教えてあげたいぐらいです。