賢人を日本に送り出してからというもの、電話のEメールが届く音に敏感になっている私は、その音ではっと目覚めました。
送り主は、来週、賢人を預かってくれるこになっている、地元の友だち、じゅんこちゃんでした。
彼女のことは、この『おはようスポルジョン』の中でも数回書いたことがあったので、その時の記事を探して紹介しようとしたら、前のサーバー時代だったようで、ひとつも見つかりませんでした。
試しにその頃使っていた名前、私の本名を入れて検索してみたけど、この私と関連する記事は何ひとつ出てきませんでした。
すごい・・・。
インターネットの世界のしくみは私にはよくわからないけど、前のサーバー時代の記事は、そのサイトのクローズと共に、本当に跡形もなくこの世界から消えていました。
これは、本当にすごいこと。
そして私は今、言いようのない平和な気もちに包まれています。
私、そのこと、祈ったことなかったけど、でも、実はすごく嫌だった。
読まれれば読まれるほど、批判され、叩かれ、攻撃されること。すごく苦しかった。
知っている人から、知らないから。
近くの人から、遠くの人から。
この頃やけに静かだなって、思っていたら、そういうわけだったのね。
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