Tuesday, July 26, 2016

海からの贈物・アンのことば⑧

●珍しいもので、それを私にいきなりくれた人がいるのである。
この島に住んでいる人たちは皆そうで、浜辺で会った知らない人が笑顔になり、近寄って来て、何の理由もなしに貝をくれると、また向こうに行ってしまう。
日の出貝
●しかしこの完璧な融合はなんと早く、そしてまだ誰にも避けられない形で犯されることだろう。
相手と初めのうち結ばれていた関係は変わってて、世間との接触でもっと複雑な、もっと厄介なものになる。
●男も、女も、生きて行くうちに生活が次第に複雑になるに従って、相手との関係が初めての頃とは違ったのを感じ、もとの形に戻れないのはどうしたことかと思う。
●キリストの言葉通り、生命を得るには、まずこれを失わなければならない。
女は何か創造的な活動を始めて自分を忘れることで、一番確実に自分を再び見い出すことになる。
そうすることで女は再び力を得て、問題の後ろの半分、というのは相手とのものと純粋な関係を取戻すことについて対策を立てるには、力が必要である。
自分というものは再び見出したものでなければ、人との関係をもとに戻すことはできない。
★今朝、ヨシュア記を読んでいて、とっくに赦したはずの小さな胸を痛みを思い出しました。
もう昔のことだからっと、気を取り直して、『海からの贈物』を開きました。
「つめた貝」という名の章だったからつめた貝のイメージを探そうとしたけど、あまりいいものが出てきません。
たしか、前に持っていた『海からの贈物』には挿絵がありました。
40代の真ん中に、50歳のお友だちにあげた本です。
そして、もう一度、今度は何度も何度もくり返して赦してきた赦しと共に、彼女のことを思い出しました。
英語ではsunrise shell っていうそうです。
1枚でもかわいい貝。
1枚の方がかわいい貝。