私は、自分はすでに捕らえたなどと考えてはいません。
ただ、この一事に励んでいます。
すなわち、うしろのものを忘れ、
ひたむきに前のものに向かって進み、
キリスト・イエスにおいて
上に召してくださる神の栄冠を得るために、
目標を目ざして一心に走っているのです。
ピリピ 4:13,14
明けましておめでとうございます。
昨年の元旦も、元旦の朝も、この部屋で迎えました。
父の癌が肺に転移していることを知らされ、もう、それほど長く生きられないことを思いながら迎えた一生のうちで一番悲しいお正月でした。
でも、今年は違います。
とても難しい旅だったけど、来てよかった。
本当に来てよかった。
父のいないこの家が、どれほど寂しくなっていることだろうかと思っていたけれど、ちっとも淋しくありません。
この半年、残された母も、私も、自分の人生を一生懸命に生きてきました。大きな海を挟んで、それでも、毎日、母の顔を見て、配達用のクーラーボックスに洗ったお弁当箱を戻してもらって、ゴミを出してもらって、デイサービスのお迎えの時間を確認して、、、たったそれだけのことだけど、毎日続けてきたから、この家は、ちっとも遠い場所ではなかった。
父の不在もこの半年、母と一緒に味わってきた。
LAにいてもこの家に帰ってきても、父はずっと私の心の中にいたから、だから、淋しくないのかもしれません。
羽田ですごした15日はとても長ったけど、でもそれは耐えるだけの価値ある15日でした。
こうして、母の元気な姿を見て、ふたりで新しい年を迎えることができたから。
神さま、お父さん、ありがとう。
神さまとお父さんのおかげで私たちは、今、何不自由なく、必要は全て備えられ、たくさんの良いものに恵まれて、とても幸せです。
今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。
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