昨日の夜、「今夜こそ、何も考えずにぐっすり寝よう」って思ったのに、なんだか、まだ、現実と夢の間をさまよっているような気もちのまま夜が明けました。
とても素晴らしい卒業式でした。
例によって、私は、賢人の重大な忘れ物に、隣町のロング・ビーチと家とを猛スピードで2往復してぎりぎりにすべり込みました。
最後の最後までゼイゼイ、はあはあ走り続けた挙句、会場ぎっちり超満員の中に、ちょうど人数分の前列中ほどのシートに、あれよあれよと不思議な方法で導かれ、神さまの憐れみに、感謝の中で溺れそうになっちゃった。
写真の中に夫がいないことは、私たち夫婦の大切な記念碑、ターニング・ポイントになりました。
彼と私は、この卒業式のために、今まで、精一杯分担作業で、習い事の送り迎えをはじめ、学校行事やその他の発表会にかけずり回ってきました。
そうすることでしか、のりきれないとどこかで思い込んできました。
私が、彼にも賢人にもそう思い込ませてきたのです。
でも、この日を境に、私たちは、これからは精一杯に共同作業をしようと約束しあいました。
ゆりかさんが、言っていた。
これからが家族の行事の始まりなのよって。
これから迎えるはなの5度の卒業式、賢人の最後の卒業式、家族ひとりひとりの誕生日、婚約式、結婚式、ベイビー・シャワー、孫のお誕生日、ありとあらゆるオケージョンが、家族を集めようと待ち構えている。
悲しい集まりもあるかもしれない。
でも、これからはいつも一緒にいようと決めました。
卒業式の最後の最後に、司会のシニアのイベント・コーディネーターの先生が、感動と興奮で超もりあがった会場の12年生たちに向って、"The class is dismissed" とさりげなく言ったその一言がとても印象的だった。
もう二度と集まらないのに、いつものように、「じゃ、解散」ってね。
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