Friday, June 5, 2015

Now the class is dismissed 2

高校に入った年、学校は創立6年だったのに、卒業する時には10年になっていました。
あたりまえだけどね。
海のものとも山のものとも知れない、なんだかよくわからない新しい学校に賢人を入れてくださったのは神さま。
よくわからないマグネット小学校から、もっとよくわからないマグネット中学校に進み、今度はチャータースクールだなんてさっぱりわけのわからない学校にアプライして、受け入れられたと思いきや、実は条件付合格ですって言われたのは、夏の日本行きの飛行機のチケットを買った後でした。
往復チケットを捨てて、サマースクールで足りない学力を補わさせられたのはほんの4年前。
あの時、近くの普通の高校に行くことにして、日本に一緒に行こうよって言ってみたけど、賢人は聞かなかった。
でも、それでよかったのだなって、昨日思いました。
小さな小さな学校。
競技場はおろか、オーディトリアムも、ジムも、カフェテリアさえない学校。
スケート・ボードをそのへんに投げ転がしておいても、なくならない学校。
小さくて平和な学校。
これ、”The class is dismissed” の直後の様子
創立に大きく携わった校長先生が、学校運営に関する意見の違いで辞めて出て行き、でも子どもたちが精一杯の努力を発揮して呼び戻した、ドラマチックな学校。
退職の発表からわずか2週間のできごとでした。
クールな校長先生のクールなスピーチに、この学校がどんな学校だったのか、なんとなく、この終わりに私にもやっとわかりました。
賢人をこの学校に送ってくれたのは、神さま。
成績足らずな自分を、無理矢理この学校に入れようとがんばったのは賢人。
私は、ただ、言われるままに、彼の願いを願っただけ。
今やっと、この学校の良さがわかったというのに卒業です。

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