Thursday, May 9, 2013

頭の真ん中

夕べははながひとりで英語の絵本をながめながら眠ってしまったので、私は、さみしくなって、ひとりで『星の王子さま』を読みはじめました。
私も、はなみたいにさっさと眠ってしまおうと思ったのに、やめられなくなって、いろんなことを思い出していました。
ヒツジの絵がほしかった王子さまに、一生懸命描いてあげているのになかなか気にいってもらえず、ついにめんどくさんくなったぼくが、箱を描いて、「あんたのほしいヒツジ、その中にいるよ」って言って、そしたら王子さまが「ぼくこんなのがほしくてたまらなかったんだ」というところで、ああだめ、とまらないって思って、好きなだけ読んで、そして、途中でおなかに本をおいたまま眠りました。
まえに、勤め先の幼稚園の園長が、私は高校生の頃から頭の中が変っていない、と言って、私は、ずいぶん早熟な高校生だったんだなって思いました。
でも、私の頭の中はこの本を最初に読んだ、たぶん中学1年生ぐらいから変っていないかもって夕べ眠りながらそう思いました。
中学1年生の私が早熟だったわけじゃなくて、今の私や今の彼女の『なにか』が、あの頃とずっとずっと同じって、そういう意味だったのだなって気づきました。
そして、その『なにか』がずっといつも頭の真ん中にあるのです。