Friday, October 28, 2016

深まる秋によせて ②

★幼稚園を辞めたので、今年は何にも変身しません。
50歳の女は自主的には変身しにくいので、これはちょっと淋しいです。
なりたかったな。
ぐりとぐら。
3歳の賢人にも3歳のはなにも断られ、今年、ちょうど手もとに作り方が舞い込んできたので、10歳のはなにも頼んでみたけど、やっぱり断られました。
もう子どもと一緒の「ぐりとぐら」はきれいさっぱりあきらめ、来年あたり、『ぶどうの木』の誰かを道連れにがんばろうかしらん。
旬子先生あたり、「いや~ん、私もそれ、夢だったの~、やりましょ、やりましょ。」となってくれたらいいな。
★今年は、子どもたちへの安全対策にいつになく熱心な、はなの学校。
ピエロのコスチュームと顔を塗ることが禁止されました。
そういう変装をした本物の悪い子がいるのだそうです。
それでも、変身やハーベスト・フェスティバルを中止しましょうとはならないのは、やっぱり、大人もみんな、ちっちゃな頃からずっとこの変身ごっこが大すきだからだと思う。
★どの季節が好き?聞かれたら、1秒もおかずに、なつ、と即答していました。
陣痛が始まった時に、薬を入れるタイミングを知ろうと、看護婦さんが、「今痛みはどんなレベル?1から10として」と聞かれた時に、じゅう、と即答したあのように。
かぎカッコも省略です。
そう言ってしまうことで、もうなんの説明もいらないかのように。
思えば、秋はプレッシャーの季節だった。
親としても、働き人としても。
普通運転になる前の試行運転をあたかも慣れているかのように、すまして運行。
いろいろ、発見することや失敗したことを、メモして調べて練習して、また朝になるとすまして運行。
今、どの季節が好き?って聞かれたら、3秒ぐらいおいて、かぎカッコをつけて、漢字で「全部の季節が好き」と答えて、かぎカッコで閉じたいな。