Sunday, April 19, 2015

礼拝の心がまえ

『心がまえ』というテーマで書かせてもらった今日の週報の私の記事です。
あはは、と笑って読んでいただき、教会の敷居が低くなったと好評でした。

礼拝の心がまえ
413日 なんばまき
人々が、この出来事を見に来て、イエスのそばに来たところ、
イエスの足もとに、悪霊の去った男が着物を着て、正気に返って、座っていた
人々はおそろしくなった。
ルカ8:35

たしか3週間ほど前でした。
週報を作ってくださっているヤン旬子姉妹に、『心構え』というテーマで記事を書きませんかと、Eメールで依頼を受け、よそわれたごはんと、いただいたお仕事を断らないのが私の密かな自慢なので、「おひきうけいたします」と読んだその場でメールバックしました。
以来、毎日毎日、心構え、心かまえ、こころがまえ、っと呪文のように唱えているのに、何も心構えらしきもの、そのかけら、小さな関連事項すら思いうかばず、瞬く間に3週間がすぎてしまいました。
書くのが大すきなので、かるい、かるいって思っておひきうけしたのに、一体どうしたことでしょう。
2015年も4ヶ月めなので、残りの3分の2のための心がまえなんて、なんだか中途半端だし、結婚の心がまえも、仕事の心がまえも、信仰者としてすら、まだチャレンジの真っ只中にあり、天国への?とんでもない!そんな『心構え』だなんて、おこがましくって書けない!ってことに遅ればせながら気づいたわけです。
そこで、意を決し、不信仰の証のような7日ごとにくり返す、私の礼拝への心がまえについて書くことにします。
月曜日の私は心身共にとても健康。
家の中も週末にキレイにお掃除していてぴかぴか、洗濯かごもからっぽで冷蔵庫は食べもので一杯、マンデーブルーなんて言葉は鼻息でふんと吹きとばし、クリスチャンらしく、朝から、クルマの中でたっぷりお祈りもして、神さまは見えないけれど、私のシビックの助手席に座っておられます。
でも、火曜日、思わぬ出来事に仕事の段取りがくるって、ちょっと慌てたりします。
水曜日、はなのバックパックにお弁当箱にのこったミートソースで汚れた手付かずの宿題をみつけて、祈ることもせずイライラと小言を言いながら、宿題をさせます。
木曜日、家にもどって、夕食の準備をしようとしていたら、支払い期限が明日っていう請求書が、キッチンのお手紙入れの奥から出てきて、慌てて電話で支払いをすませているその横で、賢人に「母さん、ジョエル(犬)の餌がないよ」と言われ、一息で祈ることもなく、電話を持ったまま、ターゲットに走ります。
帰ってきてやっとごはんを始めるけど、食前の祈りなんて誰もしようとしないし、会話もなし。
そして金曜日、キッチンはベタベタに汚れ、クルマにガソリンが入っていない状態で家を出た私は、仕事に遅刻し、コ・ワーカーともぶつかり、よれよれに疲れて家に帰ってきます。
着物もつけず、自分と周囲を傷つけながら墓場に暮らす、悪霊につかれた、ルカ書837節の男状態です。
おおよそ、臨在とは無縁、「イエスさま?誰だっけそれ?」という私なのです。
そして土曜日、ついに仕事も家庭も私をプレシャーから解き、問題は全て、治まるところに治まり、それなりの解決を見せてくれ、はっと思い出すのです。
私、クリスチャンだった・・・。
そして、はじめて日曜礼拝のために祈ります。
悔い改めます。
ピアノを弾きながら、賛美しながら、主を褒めたたます。
自らバラバラに壊した祭壇を立て直し、なんとか礼拝できる状態へ修復の努力をします。
そして、日曜日、とんでもない私だけど、なんとか正気を取り戻し、きちんと背をのばし、聖書を開いて、教会の礼拝堂にクリスチャン面をして座るのです。座ることをゆるしていただけるのです。ハレルヤ。