プロムの準備

店内は17歳の少年とその父または母でいっぱい

そおっと、そおっと、祈りながら、疑いながら、信じながら、祈りながらら、疑いながら、信じながらすすめる、賢人のプロムの準備。
エスコートさせてもらう、女の子のお友だち、ゲット。
チケット、二人分、買いました。
クルマ、リモをふたつのカップルでシェアする手はず、男友達のパパが整えてくれました。
タキシード、ゲット。
タキシード、ゲット？
シンジラレナイけど、でも、今日、ちゃんと賢人と私とで、ちゃんとゲットできた・・・。
10歳から7年間、ウェットスーツを買いかえるたびに、ものすごく苦労しているあの子は、タキシードなんて、絶対、1週間ぐらい、歩きまわり、試着しまくり、それでも、ずるずるとぱっとしないもので手をうつことになる気がしていたのです。

ものすごいスピードで採寸

なのに、お店に入って、出てくるまでたったの30分。
身体にすいつくかのように、ぴったりな黒のコート、パンツ、シャツ、ズボン、ベスト、タイ、靴、全て揃っちゃった・・・。
思えば、ウェットスーツのためには祈らなかったのよね、私たち。
タキシードは、レンタルです。
朝からずっと、ドレスの色について、お店であれこれ見ているナタリーとテキストで会話しているけど、ドレスの色が決まらないと、ベストとタイを選べないなんて言っていたら、いつまでたっても、決められないから、あなたが先に紫とかピンクとかブルーとか女の子す好きそうな色から選んで、彼女にそのドレスを着てきてもらえば、なんて、あまりのプレッシャーにめちゃくちゃな事を言い出す私に、店員さんは、落ち着いて、一言、「それは、月曜日に教えてくれればいいわ」だって。

30分なら悪くない金額、でしょ！

そして、私は、1週間かけるつもりのお買い物が30分で済んだので、ほくほくと支払いをすませ、おうちに帰って、ピアノを弾きながら、主を賛美しました。
パートナーのナタリーはどんな子？って聞くと、「成績がよくて、ちっちゃくてかわいい」そうです。
ハレルヤ！
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