私はあなたの御手によって、
ひとりすわっていました。
あなたが憤りで私を満たされたからです。
エレミア 15:17
イザヤはアッシリアからエルサレムを救いました。
エレミアはバビロンからエルサレムを救おうとして失敗します。
聖書学者のヘンリー H.ハーレイという人はエレミア書の副題を「エルサレムを救おうとする神の最後の努力」と言っています。
つまりエレミアは、結果的に、民に対しても主に対してもその努力の報われなかった人でした。
ゆえに、エレミアは「悲しみの人」と呼ばれています。
12章の14節にはこうあります。
「あなたは、この民のために祈ってはならない」。
続けて神は、「わたしの愛する者は、わたしの家で、何をしているのか。何をたくらんでいるか。」とご自分にしかわからない神の悲しみをエレミアにぶちまけ、18節、「主が知らせてくださったので、私はそれを知りました。今、あなたは、彼らのわざを、私に見せてくださいました。」とエレミアに言わせてしまいます。
ご自分で立てておきながら、ご自分で送っておきながら、それは、あまりもエレミアがかわいそう、と私は思います。
エレミアのために涙さえこぼれそうです。
15章の17節を、もう一度、読んでください。
「私はあなたの御手によって、ひとりですわっていました。
あなたが憤りで私を満たされたからです。」エレミア 15:17
エレミア書を読んで、こんなに悲しいのは初めてです。
★さっそくニューフェイスをツリーに飾りました。
誰も気づいてくれないほど、なじんでいます。
目が可愛いのよね、この子。