Tuesday, June 15, 2021

「苦手」への挑戦


夕べ、賢人の卒業式の後、あの夢のような世界、夫がいて賢人がいて、はながいるあの場所に、私は、果たして、本当に戻ってゆけるのだろうかと、急に、ものすごい不安に襲われた。
いわれのない大きな絶望感という岩に押しつぶされそうになり、どうして良いのやらわからなくなり、ベッドの上で膝を抱えて、小さくお祈りをしました。
そして、深夜、いえ、明け方の3時頃だったかな、ノートを開いて不安のひとつひとつを書き出してみました。
笑われてしまいそうだけど、不安の種は、例えば、慣れない福岡や成田空港のこと。
羽田、大分空港なら、これまで、何度もひとり旅で通過したけど、成田、福岡はとてもひさしぶりなのです。
それから、母の生活費の自動引き落としの手続きのこと。
間に合わなかったらどうなるのだろうとかそんな不安、
そして、福岡までのバスのことや、バス乗り場までのタクシーのことや、スーツケースの配達のこと。
それら、一切合切、思い浮かぶ全ての不安の種をひとつ、ひとつをノートに書き出し、解決策も書き出し、そして、全てにちゃんと道があることを、自分の書いた文と文字を見て、やっと眠ることができました。
そして、今日は、その自分で作った解決策のひとつひとつとに、祈りながら手をつけました。
心配して電話をくれた夫に、「福岡空港まで、バスで行く練習をしてこようかな」と言うと、彼は笑うことなく、「でも、それは大変だね、やることが一杯ある中」と言ってくれた。
私の「苦手」を本当に良く知っているのです。

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