Wednesday, September 6, 2017

イバラの冠

あなたがたが先祖から伝わった
むなしい生き方から贖い出されたのは、
金や銀のような朽ちる物にはよらず、
傷もなく汚れもない子羊のようなキリストの、
尊い血によったのです。
Ⅰペテロ Ⅰ:18,19
ぼくたちが「神さまはどこにおられるの?」と尋ねるのは、魚が「水はどこ?」と聞いたり、鳥が「空気はどこ?」と聞くのと同じだ。
神のおられぬ場所を見つけることはできない。
それでも神が有限の時に入られ、人となられたとき、無限であるお方は有限になられた。
手をふりさえすれば、ののしりあざける連中に吐きかけられた唾を、顔に飛ばし返すこともできたのになさらなかった。
眉を上げただけで、イバラの冠を編む兵士の手を麻痺させられたのに、そうはなさらなかった。
罪の実はイバラだ。
棘だらけで、針のようにちくちくと刺すイバラだ。
棘だらけのあざみにふれてみよう。
羞恥、恐れ、屈辱、幻滅、不安。
ぼくたちの心には、こうしたイバラがはびこってはいないだろうか。
けれども、イエスの心はそうではななかった。
天の冠を捨ててイバラの冠を選ばれた方の、どんなことよりもすばらしいことを知りたくないかい?
主は、あなたのためにそうされたのだ。
ただ、あなたのために。
The Cross - He Chose the Nails より
アーメン。
その私のためにイバラの冠をつけて、十字架で、それをあがなってくださった、イエスが、今日も、私と私の愛する人々を守ってくださいますように。