Sunday, December 8, 2013

OH.NO 2

実はその「!」はその日2度目の「!」で、最初のは全然神さまのアイディアじゃなくて即・却下されました。
一応、それも書くと、たまたま昨日は夫が仕事でティワナに行っていたので、薬物天国と呼ばれるメキシコ領土のその地で買ってきてもらえたら!という「!」。
でも、時すでに遅く彼は朝の11時にはティワナに入っていて電話はとってもらえませんでした。
そして、2度めの「!」は東洋医学の知恵の結晶、漢方薬!
ねっ、ねっ、これはちょっと、素敵なアイディアでしょ。
なにしろ、私の膀胱炎はこの首のスースーした感じから始まり、背中にぞくぞくがきて、そして最後に膝から足がぶるぶると震え、そして発症という、いつもこのパターンなので、細菌を滅ぼすことばかりに心を奪われてしまっていたけど、体を温めて仲良く共存というのはどうかしらっと考えたのです。
そして、ふたたびはやる心を抑えつつ、インターネットでパタパタ検索。
そして、1分で結論を出し、3分後には辞書をにぎって賢人に祈って言いながらはなをダウンジャケットで包んでクルマに乗っていました。
向うはガーデナ。
クルマの中で祈ったことは、今まで行ったこともなければ、興味を持ったことすらない、でも記憶の片すみにぼんやりとある気のする薬屋さんが実在すること、土曜日の午後5時に開いていてくれること、神さまのくださる薬がそこにあること。
そして、その薬屋は実在した。
土曜日の午後5時に開いていた。
そしてSHEN CLINIC というそのお薬屋にはDR.SHENという親切なお薬のプロの人がいて、私の話を一生懸命に聞いてくれて、そんでもって「直りますよ」って日本語で言ってくれた。
私は、今まで生まれて一度も漢方薬を飲んだことがないのに、なんだかすごい偏見があったようで、髪の毛のない髭づらの、ちょっとあやしげでワイルドな宗教的な人を想像していたのに、このSHEN先生は、日本の商店街で老舗のメガネ屋を営む3代目の検眼医のような人でした。
メガネのとても似合う彼はとてもきちんとした信用のできそうに人だったけど、でも、彼が処方したそのお薬はすごかった。
野蛮でも宗教的でもなく、それ以上にすごい代物。
これをどんな言葉を使って表現してもよければ、それは屑、ごみ、お皿を洗った後の排水溝にたまるあの残飯のほうがまだ、命を感じるほど、それはなんの生命も感じられない植物の死骸。
これは、言葉で説明するより、見てもらったほうがわかりやすいと思うので写真に撮ってくるね。
つづく