家に帰ったら、はなが、昨年の6月にサン・ペドロからもらった、絵画の賞を学校から持って帰ってきていました。
立派な箱に中に納められた立派に額縁に入ってついにご帰還です。
それからなんと硬い封筒の中には賞金の75ドルのチェックが添えられていました。
はなは2位で1位は100ドルだったそうです。
でもはなは、額よりも、チェックよりも、大きな2位のリボンがとてもうれしいようです。
私もこのリボンをガラスの宝もの陳列棚に飾りたいのに、はなは、これははなのだから、そこにはだめっとさっさと持って行ってしまいました。
6月にギャラリーに見に行った時も、1位の作品と2位のはなの絵についていたリボンが一番大きいのに目ざとく気づき、はなは、その時も「見て、はなのリボンが一番大きいよ。はなの絵を好きと思った人が多かったってことね、きっと。」って言っていたのです。
この子は最初から、人に好かれる商業的な絵を描こうとしていたのかしらって思ってぎょっとしたものです・・・。