Monday, August 7, 2017

膝・がっくん

家族の、息子の緊急事態なのに、それでも いつものようにY に行って、ちゃんと泳ぐ私。
泳ぎながら、ずっと賢人のことを考えていました。
疲れ切った身体で到着した、パパのアパートで、
ふたりで私のためにおちゃめな顔を作って、
送ってくれた
●例えば、15日まで、滞在を延期したとして、それは一体賢人にとって、どんな感じなのだろう。
お金もなく、JRのパスもなく、友だちも知り合いもなく、でも若いし、時間はあるし、知恵を試される大冒険の代償として、それほど悪くないチャレンジだと思えた。
●例えば、11万円をすっと払って、明日帰ってくるとして、その11万円って、私にとって、どんな金額なのだろう、ラップトップはおろか、水着も延期、でも、明日には会える、向こう1週間、おろおろと心配せずに仕事に打ち込める。
まあ、どっちでも良いわ。
ケガをしたとか、病気になったということではないし、家族と、そして、教会のみなさんが一生懸命にあの子のことを心配してくれているのだもの、愛を知る良い機会でした。
神さまにお任せしましょう、と思いながら、もくもくと泳ぎました。
賢人は、夜おそく、えりかちゃんと、彼女のパパの東京のアパートに着き、明け方近くまで、彼女とごそごそと、あ~でもない、こ~でもないとやっていたようで、経過が仕事中に私の電話に届いていました。
ぴこん、あっ、やっぱり、チケットをゲットしたんだ。
はい、はい、神さま、11万円、喜んで払わせていただきます。
無垢で無傷な賢人をお返しいただけるだけで、感謝します・・・、と思いきや、夫から、追って、テキストで、「どうやら賢人が、無料で翌日の同じ便を発券してもらえたようだ」と送ってよこし、思わず、膝がかくんと折れて、ひれ伏しそうになっちゃった。
神さま、本当にありがとう。
お祈り、くださった、みなさま、本当にありがとう。
でも、賢人の母さんは、今、誰よりも、何よりも、えりかちゃんに感謝している。