わたしは彼をわたしのために地にまきちらし、
「愛されない者」を愛し、
「わたしの民でない者」を、
「あなたはわたしの民」と言う。
彼は、「あなたは私の神」と言おう。
ホセア 2:33
「行って、姦淫の女をめとり、姦淫の子らを引き取れ」との召しを受けたホセアの物語を読んでいます。
ホセアとはなんの関係もなかった、ひとつところで、ひとりの人と暮らせなかった女性が、ホセアの妻となり、ホセアに守られ、ホセアに赦され、ホセアによって居場所を与えられ、ホセアに癒され、やがて、ホセアの本当の妻となっていきます。
今度こそ、ホセアの側のゴメルに対する、愛する理由を探しながら読みたいと思ったわけでもありません。
ホセア書は本当に心の痛む物語です。
徹底的にゴメルの側に立って読まない限り、それはそうなのでしょう。
「愛されない者」という自覚なく、神の恵みはきっとない・・・。